介護脱毛とは

【実録】介護にまつわるムダ毛トラブル

高齢化社会が進む現代では、両親の介護が大きな問題となります。そこには様々な障害や苦労があり、家族の生活に支障をきたすことも少なくありません。その中でもデリケートな問題として、排泄介助の問題があります。排泄介助では被介護者の局部に触れることになりますが、ムダ毛が残っていると思うように介助できないことがあります。特に女性の場合はムダ毛の中に局部が隠れるので、排せつ物が残るなどのトラブルの元になるわけです。

40・50代に急増? 介護脱毛する人が増えてています!

最近では60代を過ぎた女性の中には、将来に備えてアンダーヘアを介護脱毛するケースが増えています。それは子供に負担をかけたくない親心によるもので、40代や50代の女性でもムダ毛処理の延長で脱毛することもあります。局部のムダ毛は施設などでも課題となっており、殆どのスタッフは施設に入所する前に処理することを望んでいます。特に肛門周りの毛を処理しておかないと介助が大変になると言われています。脱毛に関するアンケート調査では、将来の介助に備えて脱毛したいと回答する女性の割合が6割を超えているわけです。

局部はそれでなくても、汗などでむれやすく雑菌が繁殖して非衛生的になります。また、臭いなどもきつくなり周囲の人に不快な思いをさせる恐れがあります。その上ムダ毛があると完全に排せつ物を拭うのが難しくなり、介助の負担になってしまうわけです。排泄介助だけでなく入浴介助の際にも、ケアが大変になる可能性があります。そうした現場の声がようやく一般社会にも届くようになりつつあります。そのため40代や50代の女性が、自ら率先してアンダーヘアの処理をする流れになっていると言えます。一方、男性側にはアンダーヘアの処理に対して認識不足な面が否めません。男性のアンダーヘアの処理は今後の課題として残されています。

介護ではデリケートゾーンに排泄物が残りやすい

介護現場の実情を考えると男女に関係なくアンダーヘアを処理しておくことは大事な要素であり、特に男性は歳をとっても局部周りに毛ががっつり残る傾向があります。多少若いころに比べて毛量は減るものの範囲としては変わらないと言われます。局部の毛は長さがあることが多いので拭き取ることが難しくなります。そうするとデリケートゾーンに排泄物が残りやすくなり不衛生な状態になるわけです。そのままでは膀胱炎や膣炎を発症するリスクがあり介護の負担がさらに増えてしまいます。介助の現場では同意を得て短くカットすることもありますが、できれば入所前に脱毛処理を受けてもらいたいと考えているようです。

介助する側への配慮や清潔保持を考慮すると、アンダーヘアの脱毛処理を受けることは本人や家族にもメリットが多いと言えます。膀胱炎や膣炎などに罹ってしまうと本人が苦しむ上に治療費用もかさみます。それ故、これからは綺麗になりたいという理由ではなく、将来の介助に備えて脱毛をするケースが増加すると予想されます。脱毛の注意ポイントとしてはアンダーヘアが白髪になる前に受けることです。それはアンダーヘアが白髪になると脱毛機器が使えなくなるからです。脱毛機器の多くは光脱毛なので黒い色に反応して毛を処理する仕組みです。一方、白髪の場合は機器が反応しなくなるわけです。

事前に脱毛することで皮膚トラブルを軽減できる

人は高齢になると免疫機能が衰え、ちょっとしたことで皮膚トラブルを起こしやすくなります。肌細胞の回復力も低下するので、痒みやただれなどの皮膚トラブルが起こると治りにくくなる傾向があります。寝たきりの高齢者に褥瘡が多いのもそうした要因によるものです。皮膚トラブルが長期化すると、本人だけでなく介助側にとっても負担が大きくなります。それは局部周りについても当てはまり、アンダーヘアが皮膚トラブルの要因になったりします。ムダ毛は排泄処理の支障になり、排泄物を完全に拭き取れなくするものです。それが不衛生な状態を招いて、湿疹や臭いの元になります。特にオムツ着用になった場合、排泄物がアンダーヘアにこびりつきやすくなります。

介助の現場では、排泄介助のたびに局部周りを拭き取ります。しかし、排泄物がこびりついていると、何度も拭き取らなければなりません。それは介護者の負担となるだけでなく、被介助者にとっても肌が荒れる要因となります。このような事態を避けるためにもアンダーヘアの脱毛は有効な選択肢となります。特に自宅で親の介助をする場合は、可能な限り介助しやすい方法をとることが大事です。排泄介助はプロの介護士でさえ苦労するのですから、不慣れな一般人にとっては大きな負担になりかねません。それは介護する側にも受ける側にもストレスとなるものです。

まとめ

自宅であれ施設であれ要介護状態になると週に23回の入浴が精一杯となるものです。そうなると局所周りの衛生状態が悪くなるだけでなく臭いもきつくなります。自宅介助の場合、臭いは家族にとってもストレスとなります。介助する側にとって排泄介助は最も負担が大きいと言われます。それゆえ少しでも負担を軽減するには、アンダーヘアを事前に処理するのが良いわけです。女性はムダ毛処理に抵抗がなくなっていますが、男性は抵抗感が強いものです。但し家族の負担を考えるなら男性もアンダーヘアの処理を考える時期だと言えます。